QC検定1級の難易度を考察してみる。
どうもこんにちは! MEiです。
QC検定1級をを受験する方がやっぱり気になってしまうのが難易度ではないでしょうか?
QC検定の中での、最も難しいQC検定1級は果たしてどのくらい難しい資格なのでしょうか?
本記事ではQC検定とほかの理系資格と比較して、その難易度を考察してみたいと思います。
・QC検定1級の合格率の推移
まずは、QC検定1級の合格率ってどんなものなのという疑問から。
年々合格率が下がっていく傾向です。
1級が難しいことがわかります。
2級も難化しており、一筋縄ではいかないようです。
受験者数についてはこちらの記事を参照ください。
もう少し、詳しくデータを見てみます。
私が受けたときは、約10%強ですが第28回では2.6%と激ムズになっています。
全回の合格率の平均は13.0%となっています。
ただし、直近5回を確認すると平均は4.3%となっており、近年はますますの難化傾向となっています。
また、QC検定自体は、年々受験者数が伸びていますが、1級に関しては、1000人強が上限となっており、そこから伸びていません。
合格率でいうと難化していることから、QC検定1級の合格者は減っており、資格の希少性がUPしています。
さらに、未受験者数 つまり、QC検定1級を申し込んだが、当日の受験していない人の割合は、平均21.4%と多いです。
中には急に予定が入ったため受験できない人がいたかと思いますが、21.4%の率を考えると、受験日までに勉強が完了しなく、どうせ落ちるなら受験しないでいいやっ、て人が結構な割合でいるのではないでしょうか?
なんとももったいない限りです。
・ほかの理系資格の合格率と比較してみる。
では、次にほかの理系の資格の合格率と比較してみましょう。
主観的ですが、難易度を一様に比較するため、私が持っている理系資格のみ表示しています。勉強時間は、私が費やした時間になりますので人によっては上下します。
ただし、弁理士と技術士に関しては、資格を持っていないため、あくまで参考になります。
※TOEICは勉強開始当初 スコア500
資格 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 勉強時間 | 参考データ |
弁理士 ※ | 3488 | 284 | 8.1% | 3000 | 令和元年 |
技術士(全部門) ※ | 24326 | 2819 | 11.6% | 500 | 令和元年 |
TOEIC スコア800 | - | - | - | 500 | - |
QC検定1級 | 1045 | 27 | 2.6% | 300 | 19.09 |
TOEIC スコア700 | - | - | - | 300 | - |
環境計量士(濃度) | 736 | 129 | 17.5% | 250 | 令和元年 |
公害防止管理者(水質1種) | 8181 | 2580 | 31.5% | 200 | 令和元年 |
技術士補 | 9337 | 4537 | 48.6% | 150 | 令和元年 |
QC検定2級 | 12557 | 2883 | 23.0% | 150 | 19.09 |
基本情報技術者 | 66870 | 19069 | 28.5% | 150 | 令和元年 |
危険物取扱者(甲) | 19540 | 7721 | 39.5% | 50 | 令和元年 |
QC検定3級 | 37276 | 18530 | 49.7% | 50 | 19.09 |
合格率
QC検定の合格率はぶっちぎりで一番低いです。
では、QC検定1級は弁理士よりも難しいといえるでしょうか?
答えは、NOだと思います。弁理士の勉強時間は一般的には3000時間と呼ばれ、その範囲もQC検定1級と比較するとより広範囲にわたるため、結論としてはQC検定よりも難しいと思います。
受験者においてもQC検定は、会社の昇格、転職、自己実現が目的であることが多いです。対して弁理士は、独立も視野に入れた人が多く、より本気度が違います。なのでQC検定よりも合格率が高いからと言って、決して難易度が簡単なわけではありません。
また、技術士においては受験資格として、技術士補を習得してから、技術士の補助業務を4年以上いなければもらうことができず。そもそも多くのひとが受験資格ももらえないのでしょうか?
私も技術士 = なんだかかっこいい!!
で技術士補の資格を得たのですが、技術士の受験資格が今の環境では得られず、泣く泣くあきらめた経緯があります。
正直QC検定1級において合格率で比較すると、司法試験(3~4%)並みに難しいことになります。ので合格率のみで難易度を比較することは難しいです。
・QC検定1級 難易度の 個人的な体感
ではQC検定1級はどれくらいの難易度になるでしょうか?
これは、私が持っている資格から独断と偏見でズバリ判断しますと、
1位.弁理士
2位.技術士
3位.QC検定1級 = TOEIC スコア800
4位.環境計量士(濃度)
5位.公害防止管理者(水質1種) = TOEIC スコア700
6位.基本情報技術者
7位.技術士補
8位.QC検定2級
9位.危険物取扱者(甲)
10位.QC検定3級
の順位としています。
QC検定1級の難易度は大体TOEIC 800点 くらいで環境計量士よりもちょい難しいといった感じです。
もちろんその人のバックグラウンドで 順位はある程度変わります。
化学系のバックグラウンドを持つ私にとっては危険物取扱者(甲)はさほど苦労せず合格することができましたが、人によってはTOEIC700点よりも難しく感じるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
QC検定1級は、確かに合格率では低いです。それこそ、全資格の中で最も低いといってもいいでしょう。ただし、言い換えればそれだけ、希少性があるということです。
特に受験資格はないことから、勉強すればだれでも合格できます。
・まとめ
・QC検定1級の難易度は、すべての資格で最も低く高難易度の資格の1つ。
・しかし、弁理士、技術士と比較し膨大な勉強時間及び特定の受講資格はなく、難易度はそれらに対し低い。
・QC検定1級の難易度はTOEIC800点 程度を同じで環境計量士より若干難しい。